火葬場のマナー

親・兄弟・子どもや大切な方が亡くなった後、ご家族なら故人を素晴らしい形で見送ってあげたいと思うことでしょう。初めての葬儀の場合、何から進めたらいいのか分からないことばかりかと思います。わたしたちは、そのようなご遺族の方のサポートを行っております。火葬場では決まったマナーがありますので、覚えておくと火葬当日困ることがなくなります。
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火葬前の準備

火葬場には必ず「火葬許可証」を持っていく必要があります。火葬許可証を管理事務所へ提出しないと遺体を火葬することができなくなっているためです。火葬許可証を受け取るには、死亡届を所定の市区町村の役所に提出する必要があります。
火葬許可証の諸手続きについてはわたくしどもが行いますのでご安心下さい。

火葬場の同行者

基本的に火葬場へは遺族、近親者、故人と親交が深かった人だけが同行できます。もし同行を依頼する場合には、事前に交渉しておくことをおすすめします。また、同行を希望する方がいらっしゃったら一緒に行くことも問題ありません。火葬場までは霊柩車、お供車の順番で向かい、霊柩車には棺桶、運転手、葬儀社の担当者、喪主(場合によって変わります)が乗ります。お供車には故人と血縁関係が深かった順で、遺族・近親者・友人や知人の代表者で乗り込みます。

納めの式と骨上げの手順

「納め式」は棺桶を霊柩車から降ろし、炉の前に安置することです。台の上に遺影と位牌を飾り、棺桶の窓を開けて、遺族など関係者は最後のお別れをします。納めの式は僧侶の読経、焼香、合唱、礼拝の順番で執り行われ、棺桶は炉に入れ火葬を行います。
その後に、お骨になった故人を骨壷に納める「骨上げ」をします。骨上げは炉の前で、竹の箸を使って2人1組となって橋渡しの方法か故人と血縁の深い順に回し渡す方法で行います。箸から箸へ渡すのは、あの世へ橋渡しをする意味があります。