
喪主(葬儀の代表者)を決める
葬儀で、重要な役割を務めるのが「喪主」です。故人と最も親しく、縁の深い人が務めます。
決まったルールはありませんが、基本は配偶者、配偶者が高齢で難しい場合や亡くなっている場合は、長男や長女が喪主となります。原則としては血縁の濃い順に選びますが、場合によっては、故人に近い人(友人)が喪主になっても良いとされています。故人が生前に喪主を指定していた場合には、その希望に添うようにしましょう。

ご遺体の安置場所を決める
現代は、ほとんどの方が病院のベッドで最期を迎えます。その病院からどこにご遺体を搬送するかを決めなければいけません。通常は、自宅か斎場のどちらかになります。自宅なら、故人にとっても安心できるため、ご遺族もゆっくりお別れができます。
また、葬儀の準備も、ご遺体に目を配りながら落ち着いて行うことができます。家が狭くて安置できない場合や近隣への気遣いから、ご遺体を自宅に搬送せず、斎場や霊安室に安置することもできます。

宗派の確認をする
葬儀の形式は、仏式や神道式(神葬祭)、キリスト教式など様々です。日本の葬儀は、ほとんどが仏式で行われていますが、日本の仏教には多くの宗旨宗派があり、それぞれ葬儀に対する考え方や作法、儀礼も違います。初めて葬儀を出す家の場合は、宗旨がわからず、慌てるケースも少なくありません。故人が信仰していた宗教、あるいは自分の家の宗旨宗派をしっかりご確認ください。